診療内容

こどもの矯正

children

こどもの矯正

あごの骨の形や大きさをコントロールすることで、歯並びを良好な状態へ誘導します。こどもの時期にしか効果の期待できない治療もあります。

大人の矯正

adult

大人の矯正

全て永久歯に生え代わっている大人の方を対象とした矯正治療です。
患者様の理想の状態へと咬み合わせを整えていきます。

マウスピース型矯正

inconspicuous

マウスピース型矯正

他人に気づかれにくい、目立ちにくい装置を使用して治療を行います。金属アレルギーの方でも金属を使用しないマウスピース型矯正装置で治療可能です。

部分的な矯正

portion

部分的な矯正

前歯や奥歯の一部分のみの矯正治療です。インプラントやブリッジ等の処置を行いやすくする目的で用いられる場合もあります。

保険適用になる矯正

insurance

保険適用になる矯正

健康保険適応となる矯正治療もございます。
まずはお気軽に当院までご相談・ご質問ください。

ホワイトニング

whitening

ホワイトニング

歯を削ったりすることなく、歯の中にある色素を分解し、歯の明度を上げて白くしていきます。

子供の矯正

こどもの矯正治療は通常、小児矯正(第1期治療)と成人矯正(第2期治療)の2段階の治療ステップに分けられます。
小児矯正治療では骨の成長を利用して顎の骨の大きさや形を整え、歯並びと顔貌の改善を行います。小児矯正での治療期間の目安は1.5~2年です。対象となる年齢はおおよそ6~12歳です。ただし、顎の成長を利用した治療は11歳頃から効果が得られにくくなってしまいますので早めのご相談をお勧めします。4歳前後の乳歯列のお子様でも相談は可能ですのでお気軽にいらしてください。

 

小児矯正により歯並びがある程度改善したら歯の生え代わりと顎の成長を待ちます。
永久歯の生えそろう13歳頃から必要があれば成人矯正(第2期治療)を行います。仕上げの治療を希望されない場合はここで終了となります。
成人矯正の治療期間の目安は2~2.5年ですが、小児矯正をした場合は治療期間が短縮される場合が多いです。

大人の矯正

13歳頃から適応になります。この年齢になると歯の生え代わりが終わり、顎の成長が落ち着いてきますので小児矯正の様な顎の大きさや形を変化させる治療は難しくなります。ここでは小児矯正とは違い今度は歯1本1本をきれいに整えていく仕上げの治療を行います。成人治療に使用する装置は何種類かありますので、患者様のご希望を伺い一緒に決めさせて頂き治療を開始します。治療期間の目安は2~2.5年です。当院では下記の3種類の装置を扱っております。

ブラケット

エッジワイズ装置という装置を歯の表側につけて行う、最も一般的な矯正治療です。
使用するワイヤーは金属色ですが、ブラケットは透明な素材の物を使用しますので昔の様に金属がギラギラした様な印象はありません。治療を開始すると通常は1か月に1度の来院で装置の調節を行い歯を動かしていきます。歯磨きが少し難しくなりますので、毎食後にしっかり磨きましょう。

マウスピース型矯正装置

透明なマウスピースを用いて治療を行うため、ほとんど他人に気づかれることはありません。
また従来の固定式の装置と異なり、着脱可能な装置ですので食事の際のストレスもありません。治療期間は従来のブラケット装置とほぼ変わらないことが報告されています。治療に金属を使用しないため金属アレルギーの患者様も安心して使用して頂けます。また、従来の装置と比較して痛みが少ないというのも特徴です。

しかし、高価な装置のため費用がやや高額になってしまいます。また、治療するドクターの経験によって治療結果に差が出る場合もありますので病院選びは慎重に行う必要があります。

舌側矯正

ブラケット装置を歯の裏側に装着して行う矯正治療です。装置を裏側につけるため他人に気づかれることはほとんどありません。
しかし、装置を歯の裏側に装着するために舌に常に装置が触れてしまい表側に装置を付ける場合と比較して違和感が強く出てしまう場合が多いです。少ししゃべりづらくなる場合もあります。また歯磨きも他の装置よりも難しくなります。高価な装置のため費用が高額になります。当院では最も高額な装置です。

マウスピース型矯正

他人に気づかれにくい装置を使用して治療を行います。当院ではマウスピース型矯正装置舌側矯正装置の2つを扱っております。

部分的な矯正

インプラントやブリッジ等の処置を行いやすくするための補綴前処置として行う場合があります。
上の前歯だけ治したい等の希望に対応した矯正治療としても行います。装置の装着範囲が限局的なため費用が歯列全体の矯正治療に比べ安価になります。通常はブラケット装置を使用しますが、目立たない装置を希望される場合はマウスピース型装置を使用することも可能です。ただし、歯並びの状態によっては適応外の場合もありますのでまずはご相談ください。

保険適応になる矯正

保険が適応になる矯正治療もあります。厚生省が定める先天性の疾患(以下参照)、口唇口蓋裂、顎変形症のいずれかに当てはまる方は矯正治療が保険適応となります。

ひとの顔は胎児の時に顔の元となる組織が左右に対で発生し、それが真ん中(正中)でくっついて(癒合して)形成されますがその癒合がうまくいかず組織間に亀裂が残ってしまった状態が口唇口蓋裂です。裂の認められる部位により口唇裂、口唇顎裂、口唇口蓋裂など呼び方が異なります。この疾患は日本人では500~600人に1人発生すると報告されており、稀な疾患ではありません。

顎変形症とは顎の骨を切り離して形を変える手術(顎離断を伴う手術)が必要となる咬合状態のことを指します。
顎の骨の形態異常が重度の場合、矯正治療で歯を動かすだけでは咬み合わせの改善が難しい場合があります。その場合は骨の形そのものにアプローチする必要があります。顎の手術は大学病院や総合病院の口腔外科あるいは形成外科などで行います。いきなり顎の手術をして骨の形を変えてもうまく咬むことが出来ません。そのため手術の前に術前矯正を行い、顎の骨を移動した後にしっかり咬めるように歯並びを整えます。期間はおよそ1~1.5年です。術前矯正治療が終わると、顎の手術を行います。その後、術後矯正を行いより緊密に咬むように歯列を整えます。術後矯正治療の期間はおよそ1年です。

厚生労働省が定める特定疾患

1. ゴールデンハー症候群(鰓弓異常症を含む。)
2. 鎖骨頭蓋骨異形成
3. トリーチャ・コリンズ症候群
4. ピエール・ロバン症候群
5. ダウン症候群
6. ラッセル・シルバー症候群
7. ターナー症候群
8. ベックウィズ・ウイーデマン症候群
9. 顔面半側萎縮症
10. 先天性ミオパチー
11. 筋ジストロフィー
12. 脊髄性筋委縮症
13. 顔面半側肥大症
14. エリス・ヴァンクレベルド症候群
15. 軟骨形成不全症
16. 外胚葉異形成症
17. 神経線維腫症
18. 基底細胞母斑症候群
19. ヌーナン症候群
20. マルファン症候群
21. プラダー・ウィリー症候群
22. 顔面裂
23. 大理石骨病
24. 色素失調症
25. 口腔・顔面・指趾症候群
26. メビウス症候群

27. 歌舞伎症候群
28. クリッペル・トレノネー・ウェーバー症候群
29. ウイリアムズ症候群
30. ビンダー症候群
31. スティックラー症候群
32. 小舌症
33. 頭蓋骨癒合症(クルーゾン症候群、尖頭合指症を含む。)
34. 骨形成不全症
35. フリーマン・シェルドン症候群
36. ルビンスタイン・ティビ症候群
37. 染色体欠失症候群
38. ラーセン症候群
39. 濃化異骨症
40. 6歯以上の先天性部分(性)無歯症
41. CHARGE症候群
42. マーシャル症候群
43. 成長ホルモン分泌不全性低身長症
44. ポリエックス症候群
45. リング18 症候群
46. リンパ管腫
47. 全前脳胞症
48. クラインフェルター症候群
49. 偽性低アルドステロン症
50. ソトス症候群
51. グリコサミノグリカン代謝障害(ムコ多糖症)
52. その他顎・口腔の先天異常

ホワイトニング

ホワイトニングは漂白剤により歯の色を白くする処置ですが、ホワイトニングにはオフィスブリーチとホームブリーチの2種類があります。

オフィスブリーチは歯科医院で歯科医師が行います。漂白剤を歯の表面に塗布しホワイトニング専用の光を照射します。短期間で白くなります。ホワイトニング効果の持続期間は2~3か月程度といわれています。

ホームブリーチは漂白剤とマウスピースを使い、患者様自身でホワイトニングを行っていただくものです。オフィスブリーチに比べて効果が出るまで少し時間がかかりますが、ホワイトニング効果の持続期間は6か月~1年程度でオフィスブリーチよりも長いのが特徴です。当院ではホームブリーチのみを行っております。